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きりえ絵本


コメツキガニのたび
Journey of The Sand Bubbler Crabs
 ひがたのなかまたち 〜

くすだひろこ・さく

カニもトリもみんな地球のなかま。
小さなカニたちの息づかいが聞こえてきます。


博多湾にある和白干潟は、
東アジアの水鳥たちの、渡りのルートの交差点にある国際的にも重要な湿地です。

この干潟では、現在までに235種もの野鳥が観察されています。
(H15年現在)

そして、約80haの砂質の干潟にはカニやゴカイ、貝など
たくさんの
小さな生きものたちが住んでいます。

最近、この小さな生きものたちの働きによって、海水が浄化されていることが注目されてきました。

また、これらの生物は、
地球上をオセアニアからシベリアまで南北に25000kmも渡りをする
水鳥たちの大切なエサになっています。

和白干潟は、埋め立ての続く博多湾の中で最後に残された干潟です。

この干潟も1994年に着工された和白干潟沖の人工島埋め立て工事によって
破壊の危機にあります。

そんな今、和白干潟の小ガニたちの生活を絵本にしてみました。
あなたもカニたちといっしょに和白干潟の旅に出てみませんか

B5判変型・40ページ 定価1500円(税込み) 全文英訳つき こすもす工房
本体重量 : 260g